教育方法の実践例 |
No. | 概要, 年度
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1 | 教育学部の授業「理科教育」においては、15回の授業を、グループワーク、グループディスカッション、レポーター形式の教え合い・学び合い、単元学習指導計画の検討・作成、発表会というように、毎回、学生主体のアクティブラーニングを行っている。グループワークのテーマや課題、事前学習の資料等については、こちらから学生に提示するが、レポーター形式の教え合い・学び合いのテーマ・課題および単元の学習指導計画づくりの単元は、学生自身が選択・決定し、自ら学ぶ意欲を高めることができるようにしている。履修生の授業評価の結果は、極めて高いものとなっている。, 2018年度
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2 | 教育学部の授業「理科概論」は二人の教員によるオムニバス形式で実施しており、15回の授業のうち8回を、天文学、地球物理学(地震学、気象学)、地質学、岩石・鉱物学の内容を扱っている。授業で学んだ内容を基にして自宅で行う「作図課題」を2回(太陽系の惑星の大きさと位置、地球の内部構造と大気圏の構造)課している。
また、火成岩と堆積岩の学習については、それぞれ6種類ずつの岩石標本とルーペを用意し、授業の中で、一人一人が岩石の観察・スケッチを行い、個人観察で得た岩石の特徴について、グループで共有する時間も設け、観察学習が深まるようにしている。
さらに、造岩鉱物の学習では、履修学生(60~74人)を二つのグループに分けて、理科実験室での火山灰に含まれる造岩鉱物の顕微鏡観察と、教室での火山と火山災害の映像(NHKスペシャル)の視聴を行っている。気象分野の学習では、温帯低気圧や台風など大気の運動の理解を深めるために、PCを活用した気象衛星画像を用いた学習を行っている。
このように学生自身が個別に観察・実習をしたり、観察結果についてグループで情報共有を行ったりするため、履修生の授業評価の結果は、極めて高いものとなっている。, 2018年度
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3 | 教育学部の授業「理科実習」においては、1回2コマの授業を、真鶴での臨海実習を含め、15回、3人の教員のティームティーチングによって実施している。このうちの2回を主担当で行っている。内容は、環境教育に関連するもので、「My Tree(私の木)の観察及び葉のつくりについての顕微鏡観察」と「火山灰や砂、土の中に含まれる鉱物の観察及び花崗岩の風化実験」である。
「My Tree(私の木)の観察」では、キャンパス内にある多くの様々な樹木の中から、履修生自身が気になる樹木を1本選び、1時間をかけてじっくりと観察・記録する。その後、ペアになってお互いのMy Treeを紹介し合い、探しにいく活動を行う。
また、「花崗岩の風化実験」では、ガスバーナーによる加熱と水による冷却を繰り返し、自然界で起こる「風化」を実験室で短時間で再現し、風化によってばらばらになった花崗岩を構成していた造岩鉱物を取り出すことができる。, 2018年度
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4 | 教職大学院の授業「教科等の指導開発研究BⅡ(理科)」では、学習テーマ「子どもたちの問いと地域の教育資源を生かした理科学習」を深めるために、次のようなトピックで学習を進めている。
(1)子どもたち一人一人の問いを生かした理科学習の実際(単元末の課題選択学習、課題設定学習、課題研究、自由研究)を学ぶ。
(2)地域の教育資源を生かした理科学習の実際(自治体による理科の教材開発とカリキュラム開発、科学館・科学系博物館、動物園・水族館の活用)を学ぶ。
(3)学校の理科学習を充実させるための教育施策と教育コーディネーターの活動(千葉県野田市、東京都杉並区。国立研究開発法人科学技術振興機構・JST)について学ぶ。
それぞれの学習において、ディスカッションを通して理解を深めている。また、通常の授業がない土・日曜日に、国立科学博物館と上野動物園においてフィールドワークを実施し、科学館や動物園を活用して「子どもたちの問い」を生かした理科学習のデザインにつなげている。, 2018年度
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5 | 教職大学院の授業「教科等の指導開発研究BⅠ(理科)」では、学習テーマ「主体的・対話的で深い学びを実現するための理科カリキュラムの開発」を実現するために、以下の流れで学習を進めている。
(1)次期学習指導要領の理解(学習指導要領が目指すもの)を、ディスカッションを通して深める。
(2)履修生による教え合い・学び合いによって学習内容の理解を深める(①理科の見方・考え方をはたらかせた理科学習、②学習をデザインするための理論と方法論を生かした理科授業、③子どもたち一人一人の疑問や調べたいことを生かした理科学習)。
(3)主体的・対話的で深い学びを実現するための理科授業をデザインする(単元の学習指導計画の作成)。
特に、履修生自身が主体的に学ぶことができるように、大学院生自身によるプレゼンテーション、他のメンバーからのプラスのフィードバック、疑問などについてのディスカッション、グループワークや単元の学習指導計画の検討・作成、発表会を行っている。, 2018年度
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FD活動への参加 |
No. | 実施年月, 主催団体名, 研修名
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1 | 2021年03月, 創価大学, 著作権研修会 「授業⽬的公衆送信補償⾦制度」本格実施に伴う著作物利⽤に関するオンライン研修会」
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2 | 2021年02月, 富山大学大学院教職実践開発研究科, 教育フォーラム 「学び手の学びに寄与する 教え手のふりかえりのあり方」
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3 | 2021年02月, 福井大学・奈良女子大学・岐阜聖徳大学連合教職大学院, 実践研究 福井ランドテーブル 「実践し省察するコミュニティ」
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4 | 2020年12月, 創価大学 教育学部・教職大学院, ESDフォーラム 「国際理解・SDGsを取り入れた教育の考え方と実践」
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5 | 2020年12月, 創価大学, FD・SDセミナー「Zoom授業をインタラクティブに楽しくする工夫」
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6 | 2020年11月, 創価大学, メンタルヘルスセミナー「コロナ禍での学生サポートのあり方」
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7 | 2020年08月, 京都大学E-FORUM, コロナ禍におけるカリキュラムマネジメント
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8 | 2020年08月, 京都大学E-FORUM, コロナ禍における心のケア
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9 | 2020年07月, 京都大学E-FORUM, コロナ禍において求められる批判的思考力
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10 | 2020年06月, ダイヤモンド社, ニッポンの新人研修を「アップデート」せよ
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11 | 2020年04月, 創価大学, Zoom勉強会(基本編)
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12 | 2020年04月, 創価大学, Zoom勉強会(応用編)
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13 | 2020年02月, 創価大学教職大学院FD研究会, 教職大学院FD研究会(学習会)
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14 | 2019年09月, 創価大学教職大学院、教育学部, 創価大学教職大学院・教育学部フォーラム
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15 | 2019年06月, 教職大学院・教育学部FD研究会, 学校におけるESDのすすめ方
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16 | 2019年02月, 創価大学教職大学院, 教職大学院FD研究会
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17 | 2018年10月, 創価大学教職大学院, 教職大学院FD研究会
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18 | 2018年09月, 創価大学教職大学院、教育学部, 創価大学教職大学院・教育学部フォーラム
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19 | 2018年07月, 創価大学, 平成30年度 第2回新任教員スタートアップセミナー
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20 | 2018年07月, 創価大学, 創価大学教育フォーラム
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21 | 2018年06月, 創価大学, 学士課程教育機構FD・SDセミナー「LTD入門」
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22 | 2018年06月, 創価大学教職大学院, 教職大学院FD研究会
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23 | 2018年05月, 創価大学, 平成30年度 第1回新任教員スタートアップセミナー
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